今月から新天地での生活が始まりました。私の場合は故郷に帰った形になるのですが*1、やはり慣れ親しんだ土地だと気持ちが楽~。あちこちで関西弁が聞こえるたび、安堵感が五臓六腑に染みるのです。
なるべく長く住めることを祈るばかり・・・。
実はブログを始めてからの映画の鑑賞本数が先日ちょうど100本になりました。これを機に一度総決算でもやろうかなーと。
アカデミー賞な形式で何作か挙げてさせていただきます。いい印象だったのもビミョーだったのもヘンテコなのも選り取り見取りでお送りします。
✻鑑賞期間✻
2022年8月~2023年12月
パニック映画で意外と楽しめたで賞
B級臭が絶対ついてまわるこのジャンル。こちらの作品も間違いなくBなのだけれど、とにかくわかりやすい。飛行機に蛇が大量発生、以上!といった感じで何かドラマティックな展開とか特段魅力的なキャラがいるとかは全くなし。でもなぜかまた観たくなってくる謎のスルメ的映画。午後ローでまた放送してくれないかなーと期待しては見たものの一回コッキリになってしまった。わざわざレンタルしてまで観るか?と聞かれるとたぶん観ない(笑)
スケールデカすぎでビビった賞
『スパルタカス』
歴史スペクタクル映画。初っ端からの奴隷の大群衆で度肝を抜かれる。セットも衣装などの小道具もロケ地もまさに古代ローマの完全再現。馬の数も凄い。今と比べるとお金のかけ方違うなあと思う。画角の幅と奥行きがとにかく広くて、一つ一つのカットが1枚の絵みたいに映えるんです。
60年代あたり映画ってまだ2,3本ぐらいしか観てないんですけど役者さんの体の張り具合がハンパじゃないですよね。高いところから落ちるのとか地味に痛そうだし。今回の映画だとお粥みたいなのにゴボゴボされてるのが見てるだけで辛そうでした。
今の映画ってスタイリッシュだよなあと再認識。
ラストのスパルタカスと奥さんの別れのシーンは個人的には少しくどかった。ああいうエモーショナルな演出はなんだか見てるこっちが恥ずかしくなってくるのでやめて欲しい派です。
ドンピシャ好み賞
『ラストナイト・イン・ソーホー』
好きすぎてポスタービジュアルをスマホの待ち受けにしています。画の色彩であったり、カット割りやCGなどのシームレスな感じが良かった。シームレスだからこそ違和感を織り込まれると「怖さ」を感じるんですね。ホラーほとんど観ないけど「怖さの演出」がどうやってなされるのかちょっとわかった気になる(笑)シンプルにオシャレ映画として人にも勧めやすいです(とりあえず旦那には勧めました)
ちょっとこれはナシ・・・・で賞
『バンディダス』
西部劇なのですが、主人公がペネロペ・クルスとサルマ・ハエックの女性ふたりと珍しい。勧善懲悪系です。二人とも超キレイなんですけどね。女性売りがちょっとくどい。もっと男気あふれるほうに期待していたのもあって少しガッカリしました。ひたすらチュッチュチュッチュッしてるとことか何を観させられてるんやろう・・・みたいなね。
似たような系統で『チャーリーズ・エンジェル』も昔は大好きだったんですが、こないだTV放送されているのを久々観ると「え・・・ちょっと下品で引くわ・・・」となる部分もあり時の流れを感じました。
これもMeToo運動の波及効果だな。谷間とかお尻の強調はどうしても性被害とかそういう発想に行き着いてしまう自分がいる。
筋肉美で賞
『ターザン:REBORN』
白人爽やかイケメンと筋肉が同時に拝める有難い作品。動物のCGも素晴らしいし、蔦をつたって縦横無尽に飛び回るようなちゃんとしたアクションも入れてくれてるのになぜか後味がとても薄い作品。記憶に残るのはイケメンと筋肉、イケメンと筋肉それだけです。
死ぬほど号泣したで賞
『ミュウツーの逆襲』
ここ数年で一番泣いたんじゃないかな。もどかしくてもどかしくて。やはりこの作品の素晴らしいところはミュウとミュウツーの対比。キャラのセリフや挙動にしてもストーリーの流れにしても全てが噛み合ってる素晴らしい作品です。たかがポケモンされどポケモン。劇中歌『風といっしょに』もいい具合にしんみりしますよね。
今回はこんな感じでした!
ではでは。
*1:旦那は関東の人間なので地元を離れた形になる。向こうは向こうですでに東京が恋しい様子