日がな一日主婦の趣味ブログ

本と映画とエトセトラ

《続き》それは良いのか悪いのか

つづきです。

 

 

そもそも、私が学生の頃に発達障害というワードは聞いたことがありませんでした。身体障害、知的障害の子は小中学校時

(私の記憶だと)学年に2,3人いたので、馴染みがありましたが、発達障害は概念自体存在してないような感じでした。

 

2022年の文科省の調査だと小学生であればクラスに2~3人いる計算らしいのですが、私が小中高の頃では発達障害に当てはまる子はいなかったと思います。

20年程前になるので、正確性としてはビミョーですが(;^ω^)

 

 

最初に「あれ?この子・・・」って思ったのは大学に入ってから始めた小学校でのボランティアにて。*1

2年生のクラスに入っていたのですが、授業中必ず廊下に飛び出していく男の子がいました。

ADHDっぽいですが、まだ小学二年生ということを考えれば、ただの発達過程の可能性も大いに有りえます。

それ以外は普通の子で、休み時間も友達同士仲良く遊んでいましたから。

 

 

もうひとつ。

 

ムスコは電車が好きなので、しばしば近所の線路を見に行きます。

そこでたまに会う中高生ぐらいの男の子は、その線路を走る電車(タイムスケジュール)を全て網羅しています。そしてそれをこちらに逐一教えてくれるし、何なら一人でもずっと喋っているような子で私も「へえ」と「そうなんだ」ぐらいしか相槌がうてません。超弾丸トーク男子です(笑)

これも今考えるとASDっぽいっちゃぽいなあと。

 

当時はちなみに全く気にしてませんでした。まあそういう子なんかなーぐらい。こうやってムスコの件で気になって調べだして「じゃあ、あの子もしかして・・・」と定義上は当てはまるかな?と気づいた感じ。

 

でも、それぐらいかなあ。今のところ。

 

 

昨今まるで当たり前のように発達障害になるかのような印象がありますが、実際はもっともっと珍しいんじゃないでしょうか?

これだけガッチリスクリーニングしてたら、該当者は漏れなく拾えるでしょう。

問題は発達が凸凹してるだけの子も拾い上げてしまって、該当の親が不安になってしまうこと。

今回の心理士さんは「分からない」と言ってくれたのでよかったですが、テスト結果優先で「発達障害の疑いあり」なんて言われた日にゃ、「そうは見えないけど専門家がそう言うならそうなんだ」なんて思い込んでもしょうがないです(さすがにそんなことはないと信じたい)

 

そのまま放っておいて、得意な面をどんどん伸ばしギフテッドに昇華させる道もあるのでしょうが、出る杭は打たれるこの日本では少なくとも難しそう。

(海外でどうなのかはシラナイ。飛び級制度がそれになるのかしら。)

だからこその早期スクリーニングと療育。なるべく早く普通に馴染めるように。

 

確かに大人としてその方が都合いいんでしょうけど、子どもは?子ども真ん中社会は?なんてちょっと思ったりします。

流石に幼児期からはどうなのよ・・・って。

もうちょっと自我がはっきりしだしてからじゃあかんのかな(´ε`;)ウーン…

小学校低学年ぐらいまでは、みんな何も考えんと動いてません?

 

 

まあ私がメンタル的に、発達の凸凹ぐらいであれば、成長過程で勝手に直るし放っといてもらったほうが楽だなーって思ってるだけなんですけどね。

 

親御さんによって違いますよねそこは。

 

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221213/1000087567.html

年齢上がるに連れて割合下がってるってことは、やっぱり関係ない子(個性で片付けられる子)も結構な人数弾いてるんだろうな。

やはり親が毅然としてないとですね。

 

 

発達障害」というのが世間に浸透したこと。これ自体は間違いなく当人たちにとって生きやすい社会になりつつはあるんだろうとは思います。

「なんかコイツおもしれー奴だな」程度の症状ですから。

家族や職場、学校のようにより濃いお付き合いをする場面だともう少し顕著に出るようですが、「特性」で済ませられそうな障害でもありますし。

 

この特性を普通にしたい社会の理屈はわかります。「察して」を要求される環境多々ですからね。定型発達でもしんどいわ!って匙投げて、キチゲでも解放したくなるってもんです。

 

 

でも親としては理屈と向き合うのではなくその子自身に向き合うこと。その子目線で考えてあげたいところです。

 

というわけで(どういうわけだ?)、これを機にムスコ発達障害なんじゃないだろうか疑惑はひとまず解決――気にしないことにしました。

だって心理相談で発達の遅れを指摘されてるから不安になったのであって、子自身を見れば特に気になることはありません。

あらゆる人の主観を元にして「発達障害」の診断は下るのですから、親の視点だって心理士や医者と同じくらい重要なはず。

 

 

 

一応心理相談は育児アドバイスも貰えるので通おうかと(結局)

 

 

 

もし、ここから何か事態が変わればまた記事にしようと思います。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

*1:ちょこっとの期間だけ