日がな一日主婦の趣味ブログ

本と映画とエトセトラ

ポケットモンスター ――唯一老害化してしまうかもしれない不安――

少し前の放送でサトシが遂にリーグ優勝。DP以降久々の鑑賞だったのですが、すごい作画クオリティでしたよね、ビックリしてしまいました。

そしてその後、むっしょーーーに無印が観たくなってチマチマ見返しています。

 

ほんっとに私は生粋のアニポケっ子で、ものごごろついて初めて触れたメディア作品がポケモンだったし、なんなら一時期カスミのコスプレをしていたことも。

(親には「お腹壊すでアンタ」と言われておりました)

 

アニメはそこまで社会現象化しているのがしっくりきてなかったんですが、

まあ考えてみたら1シリーズ100話って後にも先にも聞かないかもしれない。

 

というわけでワタシ的には「無印・オレンジ諸島・金銀」あたりが絶頂期で

もうもはや「人生の指南書」といっても過言ではないほど尊い

 

逆に言えば、今のポケモンってなんか無印世代からすると味気無いかな・・・。

ポケモンは沢山出してくれるけど、人間ドラマがペラすぎる。

主人公のサトシと言えば「暑苦しいほどの根性」「諦めの悪さ」が売りな子なんですが。

サトシが無茶なこと(出来ないこと)をしてなんぼなんですよね。それに対してカスミがギャーギャー文句つけたり、タケシが宥めたりすることで「人として成長」していく。ポケモン(ないしポケモン同士)とのやり取りなんかは二の次。

だから昔のポケモンは今よりも動物臭いんですね、きっと。

私は動物臭いポケモンのが好き。ピカチュウもデブチュウのときのが好き。なんかリアリティあってかわいいじゃないですか・・・!!

 

ポケモンってそもそもなんなんやろう」と考えさせてくれるのも初期ならではですね。シリーズ構成の首藤さんの練りに練った人間とポケモンの関係性。

ペットなのか、家族なのか、なんのために共存するのか。

ここは大人になってからでないと拾えない要素ではありましたが、正直この歳でポケモンみて泣くとは思いませんでした。出産してから涙腺ゆるゆる過ぎる。

私の中で「弱き者や小さきものを愛でよう、慈しもう」っていう精神が育まれたのはポケモンからの刷り込み?と思うほど、「育てる」という言葉を深掘りしてくれてたんですね。あと声優さんが全員巧すぎる。キャラクターがほんとに「生きてる」のよ。

 

 

今やリーグ優勝もしてしまったサトシはもう目標がなくなってしまって、ただただ惰性的に旅をしているようにしか見えない。カスミタケシも状況説明だけのキャラクターに成り果てとるし。もったいない~~~。

サトシがお利口になるとこんなにもドラマが生まれないのか・・・!と衝撃でしたね。

ただ、ポケモンは本当にたくさん出てくる。懐かしさには浸れます。

 

 

あと街が全然出てこないのも寂しい(まだ言う)

例えばクチバシティだったら港町なので異国情緒溢れていたり、タマムシシティのあたりになると都会めいてきたり。街に出るまでの道すがらも灯台があったり、ビーチに寄ったり各スポット楽しむのに事欠きませんでした。

まあ確かにバッチが必要なわけでもないし、街へ出る必要はない。

それもうただのキャンプやんか

 

 

今のポケモンはOPとEDがもうノスタルジーの塊すぎるのが、観るのやめられない止まらない理由です。

掘り起こされる「ひと夏の思い出」的な。またリアルタイムでこんなの見れるなんてねえ・・・(遠い目)

あと出てないEDで思いつくのは「大人と子どもが交互に歌うやつ」と「ニャースが満月に向かってしっとり歌うやつ」ですね。タイトルは当然ですが忘れました(20年以上も前のことなんて覚えてる方が奇跡)

 

子どもが「ポケモンみたい!!」って言ったら「よっしゃ、ほな無印から観なさい」っていってしまうやろうなあ。「え~~~~いやや」って言われても絶対めげんと熱心にプレゼンする自信あるわあ。

思い入れがありすぎる作品は押し付け老害になりがち。みなさんはお気をつけを(オイまて)

 

 

ではでは。