1ヶ月分の鑑賞映画から特に面白かったものを厳選します。
まずは12月分
鑑賞本数・・・10本
①ニキータ
監督はリュック・ベッソン。こちらも有名な「レオン」同様、殺し屋のストーリー。こっちもやっぱり観ていてかわいそうになる・・・。ニキータにお化粧を教えるジャンヌ・モローが、すっごい大人のいいオンナなのよ。ここのシーンが私は一番好きかな。この作品はニキータ目線で進行するので、ニキータはなんの仕事をしてるのか、この「殺し」の全容はなんなのか、わからないまま進むんです。もうまさに現場の下っ端。「とりあえず言われたことやっときゃいいから」かと思いきや「トラブルはしらん、自分でなんとかしろ」というまあこういう映画あるあるっちゃあるあるあるやけど、この映画はすごく不憫に見えてしまうのよね。ニキータの「心」に寄り添っているような作品。
②エボリューション
パニック映画っぽいのですが、主体はコメディ。「絶対にクソ映画だわ」って思ってたけど意外とこれが良く出来てる。
深夜、消防士を目指して、屋外で人命救助の練習をしている青年が隕石が近くに落ちるのを目撃。この青年は翌日事情聴取されたせいで試験に遅れてしまって消防士になれないってこの初っ端のつかみから最高でした。で、この隕石に付着している液体が凄い勢いで進化していく。どうすればこの進化を止められるのか。
この設定づくりも、うまく出来てるんです。「どおなっちゃうの~~~」と最後までハラハラさせてくれます。
1月分
鑑賞本数・・・8本
①キャッツアンドドッグス
ワンちゃんかわいい~~~~!ネコちゃんかわいい~~~!な映画です。ほとんど犬猫しかでないから撮影大変だったろうな。
キャッツアンドドッグスだけど構図は犬VS猫。どちらが世界の覇権を握るか。なんですが、壮大な世界観の割にゆる~~~いんですよ。これがイイ。主人公のわんちゃんの飼い主さんが犬アレルギーなんですが、それを治せるワクチンの研究をしてるんですね。で、そんなものができたら猫がお払い箱になるやんか!と激おこの猫ちゃん勢。いやいや争う理由可愛すぎるやろ。
レビューでは猫ちゃんが悪者扱いなの許せない!みたいなコメントも見受けられますが、「う~~んでも猫ちゃんってぶっちゃけこんな感じで世の中生きてそう」だなって思うのが私の意見です。
ほら、犬は友達だけど、猫から見れば人間って下僕みたいなもんじゃないですか
(え?)
悪者の猫ちゃんが吹替山路和弘さん(ジェイソン・ステイサム)なのですが、ちょけている感じの山路さんが新鮮でした(笑)
「プラダを着た悪魔」が好きな人はこれも好きなんじゃないかなあ。私はすっごい好みにどストライクだったんですが。
ただ「プラダ~」と違うのは、主演サンドラ・ブロックが警察官で結構(精神面が)ゴリラってこと。潜入捜査でミスコンに出ないと駄目で、女っ気も最初全然ないんですが、ミスコン仕様に変身するともうめっちゃ美人なんですよ!
そして強い!もうどうしようもない!ってなると結構な頻度でボコる。コメディなのでFBIがめっちゃ情けないんですがこれも逆におもしろい。これまで観た中で一番緊張感のないFBIです。
あと「ミスコンに選ばれる基準なんでどうせオッパイでしょ?」みたいな完全に今ならアウトな発言だろうけど、逆にこういうのが今ならおもしろいんじゃないかな。
クリント・イーストウッドが監督・主演を務めていますが、やっぱり存在感が違いすぎる。逆に主演が浮いているような・・・。モン族の二人がいまいち熱量に追いついていないのか・・・。まあとにかくクリント・イーストウッドこんなおじいちゃんなのに役者バリバリですげえ!ってことです。
ストーリーも悲しいですが、これも一種の罪の償い方なのかな。「ドント・ブリーズ」のおじいちゃんぐらい強かったら・・・と思ってしまう筋肉バカな私からするとちょっとモヤモヤもしますが、高評価なのは納得の一作です。
今回は以上とさせていただきます。
ではでは。